
さらば皇帝
こんばんは 染み抜き職人 まことです
昭和最強の『皇帝』 と呼ばれた名馬 『シンボリルドルフ』 が
昨日亡くなったそうですね
僕にとっては競馬人気が最高に盛り上がっていて僕らも遊びでよく行っていた頃に
人気のあったオグリキャップやトウカイテイオーよりも思い入れが強い馬なんです
(まっトウカイテイオーはルドルフの子供ですが…)
父が無くなりもう17年が経ちます
特にこれと言ってギャンブルはしなかったんですが、唯一競馬のGⅠだけは毎回
買っていて、家族で府中競馬場に行ったこともありました
そんな父が特に惚れていたのが 『シンボルルドルフ』 でした
僕らはよく意味も分からないのですが、父からよく聞かされていたのでとにかく
印象に残っていたようで気が付くと一緒に応援していましたね
ミスターシービーとの対戦もよく覚えていますが、僕がとにかく興奮したのが
ジャパンカップですね
日本で相当強くてもジャパンカップとなると勝ちきれない馬ばかりだったんですが
『シンボリルドルフ』は外国の強豪を抑えて勝利してテレビの前で
父と盛り上がったのをよく覚えています
完全引退後は千葉で余生を送っていたそうですね
30歳とは馬ではかなりの高齢です
正に皇帝にふさわしい大往生でしたね~
さて話は変わり今日のしみ抜きですが・・・
シルクアロハの黄ばみ取り です
まずは染みぬき前からです・・・



このアロハは以前バナナリパブリックのバッグについた赤ワインの
染み抜きをご依頼いただいたお客様がお持ち下さったものです
かなりおしゃれなアロハなんですが、シルクにも拘らず水洗いも出来て
メンテナンス性もキチンと考えられている優れものです
実際にお召しになったらご家庭で手洗いしていたそうなんですが、
シーズンも終わるのでしまう前にクリーニングに出して戻ってきて少ししたら
こんな黄ばみが出てきたそうです
以前にも書いているように脇の汗は他の部分にかく汗とは成分が異なるので
水洗いしていても完全に除去できずに黄ばみが出たりはしますし、洗濯表示で
水洗い不可の濃色のシルクは色がかなり褪せてしまう恐れがあるので
水洗いは難しいところですが、このお品物のように水洗いもできる
色の薄いアロハは汗汚れを除去するために水に通すべきですよね
でもいくら水洗いできる表示になっていても機械でガシガシ洗う訳には
いきません
もちろんドライクリーニングに比べると洗いしわも多くなるので仕上げの
手間も増えます
うちの前に出したクリーニング屋さんは恐らくそんな理由でドライクリーニングだけして
返したんでしょうね
でもそんな 内向きの のメンテナンスしているとお客様は
家で洗ったほうがきれいになるじゃないって思うようなメンテナンスしか
出来ないようになると思うんですよね
家庭洗濯に負けるようではクリーニング屋じゃなくて『洗濯屋』 ですからね
おまけにシルク製品でこんな黄ばみが出ると落とすのかなり手間がかかるので
お客様にも衣類にも負担がかかり、ますます不審に思いますよね
そろそろ過当競争から脱皮してもいい頃なんですがね~・・・
さてこのアロハですが、もちろん全体を漬け込むなんてことは出来ないし、
部分的に強く抜きすぎたりするとその部分だけ生成り色でなくなって
しまうので 『ぼかし抜き』 という技法で黄ばみを薄くしてから色を修正していきます
結果は…・



御覧のように!! ほとんど目立たない状態にすることが出来ました
今日は一日雨でしたね~
急に寒くなってきたんで冬物を慌てて出している方も多いかと思いますが
夏物のメンテナンスもお忘れなく
来年出したら・・・・ なんてことにならないようにね
ではまた
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昭和最強の『皇帝』 と呼ばれた名馬 『シンボリルドルフ』 が
昨日亡くなったそうですね
僕にとっては競馬人気が最高に盛り上がっていて僕らも遊びでよく行っていた頃に
人気のあったオグリキャップやトウカイテイオーよりも思い入れが強い馬なんです
(まっトウカイテイオーはルドルフの子供ですが…)
父が無くなりもう17年が経ちます
特にこれと言ってギャンブルはしなかったんですが、唯一競馬のGⅠだけは毎回
買っていて、家族で府中競馬場に行ったこともありました
そんな父が特に惚れていたのが 『シンボルルドルフ』 でした
僕らはよく意味も分からないのですが、父からよく聞かされていたのでとにかく
印象に残っていたようで気が付くと一緒に応援していましたね
ミスターシービーとの対戦もよく覚えていますが、僕がとにかく興奮したのが
ジャパンカップですね
日本で相当強くてもジャパンカップとなると勝ちきれない馬ばかりだったんですが
『シンボリルドルフ』は外国の強豪を抑えて勝利してテレビの前で
父と盛り上がったのをよく覚えています
完全引退後は千葉で余生を送っていたそうですね
30歳とは馬ではかなりの高齢です
正に皇帝にふさわしい大往生でしたね~
さて話は変わり今日のしみ抜きですが・・・
シルクアロハの黄ばみ取り です
まずは染みぬき前からです・・・



このアロハは以前バナナリパブリックのバッグについた赤ワインの
染み抜きをご依頼いただいたお客様がお持ち下さったものです

かなりおしゃれなアロハなんですが、シルクにも拘らず水洗いも出来て
メンテナンス性もキチンと考えられている優れものです
実際にお召しになったらご家庭で手洗いしていたそうなんですが、
シーズンも終わるのでしまう前にクリーニングに出して戻ってきて少ししたら
こんな黄ばみが出てきたそうです
以前にも書いているように脇の汗は他の部分にかく汗とは成分が異なるので
水洗いしていても完全に除去できずに黄ばみが出たりはしますし、洗濯表示で
水洗い不可の濃色のシルクは色がかなり褪せてしまう恐れがあるので
水洗いは難しいところですが、このお品物のように水洗いもできる
色の薄いアロハは汗汚れを除去するために水に通すべきですよね
でもいくら水洗いできる表示になっていても機械でガシガシ洗う訳には
いきません
もちろんドライクリーニングに比べると洗いしわも多くなるので仕上げの
手間も増えます
うちの前に出したクリーニング屋さんは恐らくそんな理由でドライクリーニングだけして
返したんでしょうね
でもそんな 内向きの のメンテナンスしているとお客様は
家で洗ったほうがきれいになるじゃないって思うようなメンテナンスしか
出来ないようになると思うんですよね
家庭洗濯に負けるようではクリーニング屋じゃなくて『洗濯屋』 ですからね
おまけにシルク製品でこんな黄ばみが出ると落とすのかなり手間がかかるので
お客様にも衣類にも負担がかかり、ますます不審に思いますよね
そろそろ過当競争から脱皮してもいい頃なんですがね~・・・
さてこのアロハですが、もちろん全体を漬け込むなんてことは出来ないし、
部分的に強く抜きすぎたりするとその部分だけ生成り色でなくなって
しまうので 『ぼかし抜き』 という技法で黄ばみを薄くしてから色を修正していきます
結果は…・



御覧のように!! ほとんど目立たない状態にすることが出来ました

今日は一日雨でしたね~

急に寒くなってきたんで冬物を慌てて出している方も多いかと思いますが
夏物のメンテナンスもお忘れなく

来年出したら・・・・ なんてことにならないようにね

ではまた

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テーマ : 衣類のシミ抜き実例
ジャンル : ファッション・ブランド