
素晴らしい思い出を!
こんばんは 染み抜き職人 まことです
先ほど帰宅途中の車で聞いていたラジオのテーマになっていたのが
『風評被害について』 でした
今、福島原発の影響で福島や茨城などの農家の方が大変な被害にあっていると
連日報道されていますよね
それを受けてのテーマだったんですが、農作物や牛などを育てるというのは
文字通り単なる『生産』 以上の 『育てる』 という気持ちで接しているというのを
地元で農家を営んでいる仲間から聞いたことがあります
そういう気持ちで育てた物を廃棄しなければならない無念さ、悔しさは
僕らでは想像もできません
そのラジオで中でリスナーからのメールで取り上げていてなるほどと思ったのは
”枝野官房長官の会見の際に放射線関係の専門家を同席させてアドバイスをさせる
例えば、雨にあたったほうれん草はよく水で洗えば問題ないですよ” 等と…
というメールでした
実際に水でよく洗えば問題ないのかは僕にはわかりませんし、その野菜を
大人が食べて問題があるのかすらよくわかりません
それくらい知識がない人が大半のはずなんで本当に詳しい人が
正直に話すことは大きな影響があると思います
次の選挙のことなんかよりも優先して考えてもらいたいもんです・・・
さてさて話は変わりまして今日のしみ抜きですが…
ウェディングドレスのガス変色 です
まずは染みぬき前からです



ドレスをお持ち頂いたお客様がこの秋に結婚されるそうです
このドレスはお母様がお召しになったもので、出来たら自分も着て写真に収めておきたいと
久方ぶりに箱から出したところ、ちょうど畳んでいた山の部分に線状の変色が
出ていたとので何とかできないかとお持ちくださいました
そういうことなら何とかきれいにというところなんですがこの変色の原因が
ちょっと厄介なんです
『ガス変色』 と言葉、聞いたことがありますか?
汗や皮脂などの酸化でも黄色い変色というのは起こるのですが、意外に知られていないのが
ガス変色なんです
ご家庭で使われているストーブやファンヒーターなどの暖房器具やガスコンロ等から出る
窒素化合物 が主な原因と考えられており、
そのガスが通ったところが変色するので線状に変色が出るのが特徴です
ではなんで変色する物としない物があったりするかというとそれはズバリ
『保管環境』 によります
ガスが普通に通過するくらいではもちろん変色なんか起こりません
それくらいで起こったら自動車の排気ガスなどにも 『窒素化合物』 は含まれているので
洋服が変色だらけになっちゃいますよね
ではなんでガスが変色を起こさせるのかというとそれはガスが 『滞留する』 からです
クローゼットの中って開けておくというより、洋服を出すとき以外は
閉めていますよね
これがガスを滞留させているんです
おまけにクリーニング店から仕上がったままビニールにかけっぱなしなんて状態だと
尚、その中にガスが滞留しやすくなります
なんでガス変色を防止する対策としては・・・・
① クリーニングから帰ったらビニールをはずして掛けておく
② クローゼットを週に一回くらいは開けて風を通してガスを滞留させないようにする
です!
因みに今回のドレスもきちんと箱に入れてきれいに畳んであったんですが
箱の隙間から入ったガスが折り目の山の部分を変色させた物と考えられます
通常の黄ばみと違い、ガス退色はほとんど変わらないことも多いので
受け付けの際に落とせるかどうか微妙です と断ったうえでお預かりしました
今回は通常の黄ばみの漂泊と違うちょっと特殊な漂白を行いました
結果は…



如何ですか?
生地が重なった部分は多少の黄ばみが出ますがほとんど目立たない状態に
することが出来ました
今回改めてしみ抜きはマニュアル通りではなく、応用が大切だな~と
感じました
明日も中々いい状態にできた染み抜きをご紹介しますよ~
ではまた
上出来! と思ったら1ポチを!
先ほど帰宅途中の車で聞いていたラジオのテーマになっていたのが
『風評被害について』 でした
今、福島原発の影響で福島や茨城などの農家の方が大変な被害にあっていると
連日報道されていますよね
それを受けてのテーマだったんですが、農作物や牛などを育てるというのは
文字通り単なる『生産』 以上の 『育てる』 という気持ちで接しているというのを
地元で農家を営んでいる仲間から聞いたことがあります
そういう気持ちで育てた物を廃棄しなければならない無念さ、悔しさは
僕らでは想像もできません
そのラジオで中でリスナーからのメールで取り上げていてなるほどと思ったのは
”枝野官房長官の会見の際に放射線関係の専門家を同席させてアドバイスをさせる
例えば、雨にあたったほうれん草はよく水で洗えば問題ないですよ” 等と…
というメールでした
実際に水でよく洗えば問題ないのかは僕にはわかりませんし、その野菜を
大人が食べて問題があるのかすらよくわかりません
それくらい知識がない人が大半のはずなんで本当に詳しい人が
正直に話すことは大きな影響があると思います
次の選挙のことなんかよりも優先して考えてもらいたいもんです・・・
さてさて話は変わりまして今日のしみ抜きですが…
ウェディングドレスのガス変色 です
まずは染みぬき前からです



ドレスをお持ち頂いたお客様がこの秋に結婚されるそうです

このドレスはお母様がお召しになったもので、出来たら自分も着て写真に収めておきたいと
久方ぶりに箱から出したところ、ちょうど畳んでいた山の部分に線状の変色が
出ていたとので何とかできないかとお持ちくださいました
そういうことなら何とかきれいにというところなんですがこの変色の原因が
ちょっと厄介なんです

『ガス変色』 と言葉、聞いたことがありますか?
汗や皮脂などの酸化でも黄色い変色というのは起こるのですが、意外に知られていないのが
ガス変色なんです
ご家庭で使われているストーブやファンヒーターなどの暖房器具やガスコンロ等から出る
窒素化合物 が主な原因と考えられており、
そのガスが通ったところが変色するので線状に変色が出るのが特徴です
ではなんで変色する物としない物があったりするかというとそれはズバリ
『保管環境』 によります

ガスが普通に通過するくらいではもちろん変色なんか起こりません
それくらいで起こったら自動車の排気ガスなどにも 『窒素化合物』 は含まれているので
洋服が変色だらけになっちゃいますよね
ではなんでガスが変色を起こさせるのかというとそれはガスが 『滞留する』 からです
クローゼットの中って開けておくというより、洋服を出すとき以外は
閉めていますよね
これがガスを滞留させているんです

おまけにクリーニング店から仕上がったままビニールにかけっぱなしなんて状態だと
尚、その中にガスが滞留しやすくなります
なんでガス変色を防止する対策としては・・・・
① クリーニングから帰ったらビニールをはずして掛けておく
② クローゼットを週に一回くらいは開けて風を通してガスを滞留させないようにする
です!
因みに今回のドレスもきちんと箱に入れてきれいに畳んであったんですが
箱の隙間から入ったガスが折り目の山の部分を変色させた物と考えられます
通常の黄ばみと違い、ガス退色はほとんど変わらないことも多いので
受け付けの際に落とせるかどうか微妙です と断ったうえでお預かりしました
今回は通常の黄ばみの漂泊と違うちょっと特殊な漂白を行いました
結果は…



如何ですか?
生地が重なった部分は多少の黄ばみが出ますがほとんど目立たない状態に
することが出来ました

今回改めてしみ抜きはマニュアル通りではなく、応用が大切だな~と
感じました
明日も中々いい状態にできた染み抜きをご紹介しますよ~

ではまた

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テーマ : 衣類のシミ抜き実例
ジャンル : ファッション・ブランド