黄ばみもすっきりです

こんばんは　染み抜き職人　まことです

今日も東京は冷たい雨です

そんな中昨日先生に教わったことが頭に残りつつシミを抜いていました

『どこまでシミを抜くかも大事なポイントだよ』

例えば強い擦れ汚れがあったとして、安全でそれほど手のかからない方法でかなり薄くなり
そこから完全に取り除くには生地を白くしてしまうリスクがあったり、
手間がかなりかかるので金額的にも何千円も行ってしまう・・・・

ここで大切なのは最初にお客様とどこまでのシミ抜きをするかをきちんと話している
ことなんです

『シミ抜きは受け付けから始まっている』　

この言葉も非常に印象に残りました

来月早々に受付スタッフのミーティングをするので早速フィードバックしつつ、
分かりやすい受付方を模索していかなければと思いました


さて今日のシミ抜きですが・・・　黄ばみが出たカーディガン　です

まずはしみ抜き前からです…



この通りエリ周りがかなり黄ばんでいます

原因はおそらく汗と皮脂だと思われますので同様に脇も黄ばんでいました

最近ご家庭で黄ばみを落とせないかと検索される方が多いのですが
クリーニング店でも無理な漂泊による事故が多いのが事実なんです

僕が教わっている先生も漂泊についてはとにかく慎重にと毎回言っています

漂泊は化学変化を利用して黄ばみを取ったりするのでその化学変化を
よく理解して処置しないと生地に致命的なダメージを与えてしまいかねないのです

うちでも残念ながら手に負えないような状態の物もたくさんあります

何故手に負えないかと言うとそれは黄ばみやシミを落とすための漂泊に
生地が耐えられず色が変わったり、破れてしまったりするからなんです

しかもシミって一つ一つ全く違う物なんで安易にこんな方法で漂泊したらいいよ
なんて絶対に言えません！

だから衣類の漂泊はプロにお任せすることをお勧めします

さて今回のお品物は全体的な黄ばみでしたが、かなり強く出ていたので最初に
しっかりと部分的な処置を行い、全体を漬け込む漂泊をし、更に部分的に
残った黄ばみを漂泊しました

結果は･･･



はいっ　バッチリきれいに落とせました


そういえばまたまたお知らせしなくてはならない洗濯表示があったんで近々アップしますね

ではまた