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これも立派な粗悪品です

こんばんは しみ抜き職人 まことです


今日は昨日とは打って変わって朝からいいお天気でしたね~


そんな好天にも恵まれて下のチビは今日遠足でした


上のも通っていた今の保育園では春の年長さんの遠足は八王子サイエンスドーム
まで歩いて遠足!! が定番なんです


歩いてといっても保育園からは片道2キロ以上はあるかという道のり・・・


子供たちももちろんですが、引率する先生方もかなり大変なことでしょう


ただ普通ならバスを使っていくことが多い遠足をこんな形で子供たちにしっかりと
歩かせて、足腰を使わせることをさせてくれている保育園には本当に感謝です


なんだかんだ言っても体力はすべてに影響しますからね


さて話は変わり本題ですが今日はしみ抜きではなくて衣類についている品質表示
についてです



というのも僕ら衣類のメンテナンスをしている人間からするとその品物についている
品質表示というのは非常に重要な物なんです


なぜならクリーニング、しみ抜きというのは必ずと言っていいほど
科学的な作用を使って、その汚れやシミを取り除くんです


その科学的作用には当然薬品なんかも関係してくるんだけど、繊維と薬品の相性というのが
結構重要なんですよ


シミには効果的な薬品だけど生地を大きく変化させてしまうものも数多くあります


たとえば最近かなり多くの衣料に使われている繊維に 『ポリウレタン』 というものがあります


合成皮革の原料としても使われますが、とにかく多いのがストレッチ素材に使われているもの


最近パンツなんかが細身になっているせいもあってまあ多く使われています


品質表示は 綿97%・ポリウレタン3% なんて書かれています


この3%のおかげで生地に伸縮性が出て着心地が楽になったりするんですが
しみ抜きの仕方次第ではそのたった3%に大きく影響したりもします


なんで1%刻みで細かくとは言いませんができるだけ正確に表示してもらうのも
メンテナンスにとっては非常に重要になります


そんな中つい最近こんな表示に出くわしました


ひどい品質表示①


春から初夏にかけてきれそうなジャケットで襟や袖口に黄ばみが出てました


因みにブランドは・・・


ひどい品質表示2


あまり見かけないけどオーダーしたものかなんかでショップ名でしょうか?


そしてついていた品質表示がこれ・・・



ひどい品質表示3



その他39% っていったいなんなんだよ!!!  ってまるでネタのような表示ですよね


こんな表示では危なくて漂白なんかできません


仕立てなんかは割ときちんとしていましたが、これでは立派な ”粗悪品” ですよね


だって最適なメンテナンスが受けられないようないい加減な表示ついていたら
お客様は困っちゃいます


買ったお客様を困らせるってことはいい品物とは言えませんね



たかが紙切れ一枚の表示 されど品質を証明する大切な表示です


表示をきちんとつけていないお品物はその品質自体も??な感じがしますよね


お買い求めの際に参考にしてくださいね


ではまた
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軽さの秘密がこんなところに!!

こんにちは しみ抜き職人 まことです


昨日は思ったよりも寒かったですね~・・・


そんな中チビどもを連れてまたもや谷地川探検に行ってきました!!


前回は国道16号線から上流側を探検?したんで昨日は下流側に
突きすすみ、目的地は多摩川との合流ポイント!!


探検と言っても川縁の遊歩道を自転車で走って河原に降りれるポイントがあったら
降りてしばらく遊ぶ・・・ だけのこと


しかも下のチビなんかはまだ補助輪がとれていなので僕の後ろに乗って
歌っているだけ・・ なんですが


にしても最近の河川は本当に河原に降りれるところが少ないんですよね~


安全に配慮してってとこなんでしょうけどこれじゃ子供達も川での遊び方なんか
覚えようがないし、手軽に釣りなんかも出来ないですよね


でもね!! 昨日発見したんですが、多摩川との合流地点あたりは
ほとんど護岸整備などされていなくて僕らが小さい頃に遊んだ頃の
ままなんです!!


おまけに川の最終地点を見るってなんだかワクワクしませんか?

源流なんかも同様で何だかロマンみたいなものを感じちゃいます


僕がこんななんでチビどもなんかもう大興奮でこの寒空の中1時間以上も
合流地点で遊んで今度はここで釣りをしようと約束して帰宅の途につきました


寒空と言えば今年の冬は例年と比べてかなり寒い日が続いているせいか
ダウンを着ている方をよく見かけます


かく言う僕も今年約20年ぶりくらいにダウンジャケットを購入しました


身長が低いせいもあって上着にあまり厚みのある物を着ると
格好悪くなっちゃう気がして敬遠していたんですが、最近のダウンって
結構薄手の物が多いんでこれならばと買ってみました


厚さがないのはもちろん、とにかく軽いんでビックリしましたね~
おまけに値段にもビックリです


キチンとしたメーカー物(アディ○ス)にも拘らず、1万円もしないんですからね~

確かに暖かいし、こりゃいいわなんて思って重宝していたら
こりゃちょっとって問題が・・・


ダウンの羽毛が付いたセーター1


使い始めて半月位した頃脱いでみたらインナーのセーターに何だか
白い物がチラチラと・・・


後ろ側なんかもこんな状態で・・・


ダウンの羽毛が付いたセーター2



ありゃりゃこれじゃみっともなくて外出先とかじゃ脱げなくなっちゃいますね~~


最近こんな経験されている方多いんじゃないですか?


ちょっと前までは粗悪品でもない限りこんな風になっちゃうダウン製品は
減ってきていたんですが・・・


この原因は・・・   キルティングの内側の中袋(ダウンパックっていいます)を
していない事によるもの


羽毛はとても細いので生地の隙間やキルティングの縫い目から
出てきてしまうんです

表地側は内側にフィルムのようなものを張る樹脂加工(ポリウレタン樹脂コーティング等)を
してあるんで出にくいのですが、内側は普通に裏地だけなんで羽毛が抜け出てしまうって
訳なんです


確かにダウンパックをしなければその分軽くも出来るし、厚みももちろん
抑えられる、おまけにコストダウンにもなるから安くも出来ますよね


聞くところによるとユニクロのダウン製品も結構羽毛が抜けてしまうそうですね


やっぱり安い事には理由があるようです・・・


ダウンの羽毛抜け対策は残念ながら購入後にはないのでもしこれから購入するとか
(これからはないかな?)来シーズンには買おうと考えている方は
すごく軽いとかすごく安いには必ず何かあると思って選んだほうがよさそうですね~


かく言う僕もインナーには限りなく白い物のみしか着れず、仕方ないので
スキーウェア専用にでもするしかないかと諦めています


もう2月も終わりで今更なんですが、まことからのアドバイス! でした


ではまた
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バッグの内側ってべたついてきませんか?

こんにちは しみ抜き職人 まことです

昨日は週に一度あるしみ抜き講習会・・・

いつもは実技中心なんですが、年末にある 『師範試験』 の対策も兼ねて
座学中心の日でした

授業をするとは聞いていたんですがなんといきなりの抜き打ちテスト!!!

しかも問題はたったの5問・・・ それすべてが筆記であることについて説明せよ
という物ばかり・・・

例えば・・・ 石鹸について説明せよ

もちろん作り方や組成、生分解性等については判っていますが
求められるのはもっと奥の深い事で、石鹸の事が本当にしっかり分かっていると
言う事が染み抜きにも大きく影響するんですよね~


昨年受けたテストも今回と同じような設問でした。

もちろん間違えた事は書いていないのですが、内容不十分という事で
残念な結果になってしまったんです


今年こそは必ずと思っていますが、昨日の授業を受けてみてまだまだ知識が
足りない事を思い知らされました・・・

やはり 『不入流 師範』  の称号を得るのは
生半可ではないですね~


さて今日はしみ抜きではなくてちょうど今日返品させて頂いた品物で
ぜひ皆さんに知っておいてもらいたい事があったんでそちらについてです


まずはこちらの画像からです・・・


バッグの内側1


ブランド物の革のバッグです・・

表側を見る限りとてもきれいに使われていてクリーニングの必要なんか
なさそうですが・・・


バッグの内側2


問題は・・ そう内側なんです


しばらく使っていなかったりするバッグって気が付くと内側がべたついてきたり
ひび割れてきたりしませんか?

今回の依頼もベタつきやひび割れを修正してほしい  という物でした


革のバッグの内側なんだからもちろん表側と同じ革が使われていると思っていませんか?


ところが・・ 内張りに使われているのは革ではなくて 
『合成皮革』 なんですよ


御覧のような国内ブランドはもちろんウン十万クラスの海外ブランドの
物でも布を使っていない限りほぼ合成皮革なんです


なんで内張りだけ合皮にするのかは判りませんが、合皮という事は
保管方法によっては2,3年で劣化が始まると言う事・・・

おまけに一度劣化が始まった合皮はもう修正することは出来ない為
内張りを全交換するしかありません


内張りを全交換するって事は全部ばらしてもう一度作り直さなければならないんで
それこそ何万円もかかってしまいます

なんで対策としてはマメにクローゼットから出して口も開けて
陰干しして中を湿気ないようにさせる位しかないんです


それでも徐々に劣化は進んでいきますのでご承知ください


今日あたりの天気は陰干しさせるにはちょうどいい気候でした

今度の週末にでもバッグの点検はいかがですか?


ではまた

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シートベルトをする前に・・・

こんにちは しみ抜き職人 まことです

今日は男女問わず、車を運転する方へまことからちょっとした
アドバイスをします!

というのもせっかくシミ抜きしたりしたのにうっかり写真を撮り忘れていたり
結構大変なシミ抜きだったんですが訳ありな物でアップできない物が
続いていたんで一旦ネタが切れちゃったんです・・・


明日以降は今日写真撮ったものなどが仕上がるんでまたアップしていきますが
今日の内容も実は結構役に立つ物ですよ


まずはこの画像からどうぞ・・・


摺れジャケット20110825①


ごく普通の紳士ジャケットですね

では次にアップでどうぞ…


摺れジャケット20110825②


判りますかね…  何故か右側の襟のみ白くなっていますよね

これってシミやホコリが付いているのではなくて擦れによって
生地が毛羽立ってしまって白く見えている状態なんですよ


ではなんで右側の襟のみ白く擦れるのか?・・

アイロンがけを失敗しちゃったから!!!



いえいえそんな理由じゃないですよ

答えは・・ シートベルト   なんです


このお客様はおそらくタクシーかバスの乗務員をされているようでその制服なんですが
上着を着たまま車に乗って長時間シートベルトをしているとちょうど上着の
襟の辺りがシートベルトで常に擦れている状態になっちゃうんです

なんで右ハンドルの車は右襟が左ハンドルの車は左襟がシートベルトによって
擦れてしまいます

と一緒にネクタイなんかもちょうどシートベルトに擦れる位置なんで
擦れが出やすいんです


車を使って営業をされている方なんかは乗る際に上着を脱ぐ習慣を
付けるとかなり違ってきますよ

ついでにネクタイをシートベルトに上に出しておけばバッチリです

もちろんタクシーやバスの乗務員さんは上着を着ないとならないので
仕方ないのですが…

因みに女性なんかで車でお出かけするときに擦れが気になるような物を
お召しになっている際はシートベルトの内側にハンカチを挟むだけで
かなり違ってきますよ

特に黒いワンピースなんかは肩口が擦れ易いのでご注意を!


ではまた

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恐怖の塩素漂白!!

こんにちは しみ抜き職人 まことです

いきなりですがまずこの画像から・・・


ハイターの恐怖20110805 1



なんだかベージュのパンツに薄いオレンジ色のようなシミが広範囲に
付いているみたいですね~


アップで見ても・・・


ハイターの恐怖20110805 2


結構ひどい状態ですが、なんかシミとは違うような・・・


ハイターの恐怖20110805 3 



裏返しで見てみると裏側も表と全く同じ状態になっていますね


これって実はシミや色移りではなくて 塩素系漂白剤による変色 なんですよ


洗濯が終わったら他の色が移っちゃった・・・

食べ物のシミが洗っても取れなかった・・・

等などご家庭で付いた色やシミを何とかしようと漂泊を試される方も
たくさんいらっしゃいます


今はご家庭で洗える衣料も多いし、クリーニング代もバカにならないですから
チャレンジしてみたくなる気持ちはよ~く判ります。


でもね チャレンジする前に一つだけ覚えておいてほしいのが・・・

  塩素系漂白剤は絶対に使っちゃダメ     ってことなんです


スーパー等でも普通に売っている漂白剤には大きく分けて2種類あります

酸素系漂白剤  ってのと  塩素系漂白剤   ってやつです

表面に必ず書いてありますから見ればわかりますよ

代表的な商品名で言うと 『ハイター』 『ブリーチ』 は塩素系

 『ワイドハイター』  『カラーブリーチ』 は酸素系です


ではなんで塩素系は絶対に使ってはいけないのかというと・・・

 洋服の色を変えてしまうから  なんですよ


塩素系漂白剤に使われている 『次亜塩素酸ソーダ』 は非常に漂泊効果が
高いのでほとんどの衣類に色は変わってしまいます


僕らでも塩素系漂泊はほとんど使いませんし、もし使うとしても
次亜塩素酸ソーダ はリスクばかり高いので使いません。


おまけに塩素系で色を抜いてしまうと色の修復も非常に難しくて
品物によっては色を修正できたとしても洗濯を繰り返すことによって
修復した色がだんだん落ちてきてしまうことも・・・


なんでご家庭で漂泊に挑戦しようとしても絶対に 塩素系漂白剤は
使っちゃだめなんですよ!

あっ もちろん酸素系でも漂白作業はリスクが高いので要注意ですよ!


因みに写真のパンツはお客様が洗濯で移った色を落とそうとして
ハイターを付けたらこんな色になっちゃったとお持ち頂いた品物なんですが
完全に修復することも難しく、洗濯を繰り返すことにより色が落ちてくる
可能性もあったので電話にてご説明したうえで返品させて頂きましたよ!


では今日はこの辺で

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プロフィール

職人 まこと

Author:職人 まこと
八王子と日野でクリーニングショップ
よしむらをやってます
といっても一日中しみ抜きしてるんで
実態はしみ抜き職人な40代・・・
です!

まことがいつもしみ抜きしている
本店は・・・
国道16号バイパス「龍光寺信号」の角にあります

営業時間・・・ AM 8:00~
         PM 6:00
定休日・・・・・ 日曜日・祝日

住所・・・・〒192-0024
  東京都八王子市宇津木町723

電話番号・・・
   0120-71-4343

直接ご来店頂ければしみ抜きは
もちろん洗濯に関することなら
何でもその場でお答えします

また染み抜きについてのご質問や
宅配便での染み抜きクリーニング
については・・・

  宅配染み抜きクリーニング
    『染み抜き屋』http://www.shiminukiya.jp/
までお問い合わせください!

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